家族信託、一体誰に頼むのがいいの?

家族信託、一体誰に頼むのがいいの?

新人くん

家族信託契約は自分でもできるけれど、専門家に頼むのがベストというのはよく分かりました。でもたとえば、一般人でも法律に詳しかったり、知識があれば自分で手続きしたほうがいいんじゃないかなぁ
新人くんの言う通り、家族信託は自分でも手続きが進められる制度です。特に法律に詳しければ『自分で…』という方もいるかもしれませんね。今回はいろいろな選択肢があり得る家族信託だからこそ、誰に頼むのが良いのかを勉強してみましょう

山脇

新人くん

誰にお願いするのがベストなのかぜひ教えてください!

家族信託、一体誰に頼むのがいいの?

家族信託契約は、基本的に専門家に設計を頼み、手続き完了まで伴走してもらうのがベストです。

その依頼先は司法書士や行政書士が一般的でしたね。どちらも法律の専門家です。ご家族に合わせたプランを考えてくれるはずです。また、司法書士にお願いするメリットは、手続きを一貫して任せられること。行政書士は文書を作る専門家なので、登記を行うことはできないのです。

「でも、自分でやれば費用を抑えることができますよね」

もちろん、その通りです。でも、家族信託契約の手続きには莫大な費用がかからないと以前学びましたね。報酬はそれぞれで設定しているので、依頼する団体や司法書士によって異なる場合もありますが、家族信託普及協会が出している報酬の目安がありますので、改めて見てみましょう。

報酬の目安

  • 信託財産の額が1億円以下:1%
  • 信託財産の額が1億円以上3億円以下:0.5%
  • 信託財産の額が3億円以上5億円以下:0.3%
  • 信託財産の額が5億円以上10億円以下:0.2%
  • 信託財産の額が10億円以上:0.1%

家族信託の手続きには莫大な費用がかからないことがわかると思います

「やっぱり、プロが安心ということですね」

手続きをサポートする費用を抑えることばかりに目を向けてしまうと、家族信託をきちんと正しい形で契約するということがおざなりになってしまう場合もあります。

繰り返しにはなりますが、家族信託はまだまだ新しい制度です。専門家ですらまだ扱ったことがなく、契約には苦労するということを忘れてはいけませんね。いくら法律に詳しかったり、知識を持っていたとしても、家族信託は一般の方が契約を進めるにはハードルが高いのです。

また、家族信託は契約が済めば終わりではありません。相続トラブルの対策など、いろいろなことを想定して対策を立てておく必要があります。弊所では家族信託をご希望されるご家族皆さんの思いに寄り添いながら、ご家族ごとの実現したい相続の形を叶えるお手伝いをする。そこまで含めて、家族信託を引き請けたと言えるのではないでしょうか。

いくら法律の知識があっても一般人が家族信託契約を進めるのは危険

新人くん

費用を払ってきちんと専門家に依頼するのが、家族信託契約を進めるうえでの必須事項ですね
新しい制度である家族信託は、専門家にとっても難しいことが多いのです。コストを抑えることより、正しい形で契約を済ませられることを第一に考えましょう!

山脇

MEMO
弊所では家族信託をご希望されるご家族皆さんの思いに寄り添いながら、ご家族ごとの実現したい相続の形を叶えるお手伝いをしています。家族信託を考え始めたら、まず弊所にご相談ください。